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は別れの季節

そう決てあ区予選が

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そう決てあ区予選が


「うふふ。コールドだったりして。」

「こら~!笑えないこと言うんじゃない。かっこいいところ見せてやるよ。頑張るから…だから…翔月……あんまり心配させんなよ。」

青児の汗の匂いが近づいてきて、きゅと抱きしめる。
翔月は思わず手を伸ばした。

「青ちゃん……青ちゃん……!」

「どうしたんだよ。怖い夢見た子供みたいだ。翔月……よしよし。支度してくるから、もう少し横になってろ。」

風のように去る青児を求めて、翔月の指が空を掴んだ。胸の空虚に風が吹く気がする。
いつも自分のことを心配してくれる青児。青児にこれ以上の迷惑を掛けるわけにはいかない。

*****

「そこにいるんでしょう、先生。」

隣りのベッドに声を掛けた。
静かに白いカーテンが開く。

「お願い事があるんだね?聞いてあげるよ、僕はいい子には優しいんだ。」

「青ちゃん……の、地区予選が終わったら、先生の家に行きます。だから、今はぼくのことほおっておいてください。青ちゃん歐洲自由行とのことは、自分で、お終いにするから……」

「そう?決心したんだ。ずいぶん思い切りがいいね。君が終わるまでかな?荏田君との事がゲームセットになったら、僕たちのゲームが始まめたらくは何をしても大目に見る。そう思っていいんだね、うさぎちゃん。」

こくりと頷いた翔月に、柏木も手を伸ばし触れようとしたが、翔月は思わず腕を上げて避けた。
意外に柏木は、激高せずふっと笑った。

「反抗的だなぁ。荏田と同じようにはされたくない……か。いいよ。鵜飼いの鵜のように、束の間の自由を楽しむと良い。ほら、すぐに荏田君が迎えに来るよ。さよなら、更科翔月君。気を付けて帰るんだよ。」

翔月は心の中に、既に一つの決意を秘めていた。
この卑怯な大人に屈服するのは屈辱的だったが、今は逃げる手立てがなかった。翔月は考えを巡らせていた。
青児を守るために……
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